石原プロモーションの元専務で、コマサこと「小林正彦」さんが10月30日死去されました。
小林正彦さんは、石原裕次郎さんの右腕として、倒産の危機にあった石原プロを立て直しただけでなく、「西部警察」をはじめとする人気テレビシリーズで同社を再建した豪腕の持ち主でもありました。
その豪腕ぶりは、数々の武勇伝もあり、その破天荒ぶりに、石原裕次郎さんも惚れ込んだのではないでしょうか?
今回は、「コマサ」や「大番頭」と称された「小林正彦」さんの死因や病名について、そして、石原裕次郎さんとの関係やエポソードについても調べてみました。
小林正彦の死因や病名は?
小林正彦さんは、2016年10月30日の朝、「虚血性心不全」のため死去されました。
享年80歳でした。
この虚血性心不全という病気は、どういう病気なのでしょうか?
虚血性心疾患とは
心臓は1日に約10万回も収縮・拡張を繰り返し、全身に血液を送り出すポンプの役割をしています。この収縮・拡張する心臓の筋肉(心筋)に、酸素や栄養を含む血液を送り込んでいるのが、心臓のまわりを通っている冠動脈という血管です。
虚血性心疾患とは、この冠動脈が動脈硬化などの原因で狭くなったり、閉塞したりして心筋に血液が行かなくなること(心筋虚血)で起こる疾患です。(中略)なお、心筋虚血により心筋の収縮力が弱まると心不全状態になります(虚血性心不全)。また心筋虚血により心室細動など致命的な不整脈を引き起こすことがあります。出典:http://www.jhf.or.jp/q&adb/category/c4/(公益財団法人 日本心臓財団)
虚血性心不全は、心臓に血液を送り込む血管の狭窄(せまくなる)や閉塞(とじてしまう)によって、血液が十分にまわらなくなった状態だそうで、主な原因は、高血圧、糖尿病、高脂血症(総コレステロールや中性脂肪の高値)であり、さらに喫煙、肥満、食事、運動不足、情動ストレスなどが加わるとと危険信号らしいです。
非常に怖い病気ですね。今年4月に44歳の若さで急死された「前田健」さんも、この「虚血性心不全」で亡くなられています。
小林正彦と石原裕次郎との関係は?エピソードとは?
小林正彦さんは、数々の武勇伝を持っている豪快な人物です。
石原裕次郎さんと知り合うきっかけがすごかったそうです。
もともと、日活ホテルで働く、ホテルボーイだった小林正彦さんでしたが、バーでただ飲みをしようとした外国人プロレスラーをねじ伏せた騒動で、日活撮影所に左遷されたそうです。
そのエピソードやそこでの働きぶりを石原裕次郎さんが気に入り、石原プロモーションにヘッドハンティングされたそうです。
なんとも豪快なエピソードですね。
そして、1970年代には、石原プロ最大の危機を、小林正彦さんが救ったのです。
1972年ごろ、石原プロは、多額な借金を抱えていましたが、その借金返済のための3億円を小林正彦さんがかき集めたそうです。
それ以降も小林正彦さんが陣頭指揮を執り、石原プロの安定経営の為に豪腕をふるったのです。あの伝説の「西部警察シリーズ」でのスポンサータイアップは有名ですね。
小林正彦さんなくして、石原プロはなかったかもしれないほどです。
そのエピソードもあり、「大番頭」と評されるのだとか。
まとめ
また、ひとり偉大な人物がこの世を去りました。
非常に残念であり、悲しいですが、その功績は、のちのちも語り継がれ、そして、後進の人たちに影響を与えることでしょう。
小林正彦さんのご冥福をお祈りいたします。
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