コミュニケーション能力とは何か?高い人と低い人の違いは?

目安時間:約 9分

プロジェクトに参画する条件に、必ず、「コミュニケーション能力の高い人」という項目があります。

 

また、就活で頑張っている大学生や専門学校生、高校生などが面接をする企業なども、決まって、採用条件に「コミュニケーション能力のある人」というのがあります。

 

あなたは、コミュニケーション能力は高いですか?

 

それとも、低いほうですか?

 

実は、ほとんどの人が、このコミュニケーション能力を間違って解釈しています。

 

今回は、このコミュニケーション能力について考えてみたいと思います。

 

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ほとんどの人が勘違いしている本当のコミュニケーションの意味とは?

まず、英和辞典でcommunicationを調べてみると、大まかに以下のような意味が記載されています。

 

  • 情報のやりとり、連絡、伝言
  • 伝達される情報、メッセージ、手紙
  • 共感的な、お互いのつながり

 

情報をやりとりしたり、手紙やなにかメッセージなどを交換したりすることだというのが分かると思います。

 

また、お互いの事に共感できるとか、つながっているとか、単なる情報のやりとりに限らず、気持ちのやりとりも意味合い的に含まれるということも分かるかと思います。

 

これらを見て、気付きましたか?

 

communicationは、相手がいるということです。その相手と双方向で情報や気持ちを伝え合っているということが分かるとおもいます。

 

ここで、重要なのは、「共感的な」という部分です。

 

つまり、言い換えるならば、相手のことを敬いながらやりとりをするということです。

 

お互いが、相手を敬いながら会話をしたり、気持ちを伝え合ったりするということです。

 

好き勝手に自分の言いたいことを言い合うということとは全く違うということに気付きましたか?

 

いくら、積極的に元気に誰とでも話が出来るからといって、コミュニケーションに優れているとはいえないのです。

 

相手が不快な思いをしたり、意味が伝わらなかったりすれば、コミュニケーションは成立しないのです。

 

対人関係が苦手な内気な人は、コミュニケーション能力が低いなどと言われる場合が多いですが、まったく見当違いな思い込みだということを理解してください。

 

たとえ、面と向かって話をしなくても、コミュニケーションは成立するのです。

 

メールでもSNSでも、コミュニケーションは成立します。

 

それは、相手を思いやり、労わり、敬う気持ちをもってやりとりを行い、相手の言うことをきちんと受け止め理解する。また、相手も自分のことを敬ってくれて、自分がいうことをきちんと受け止め、理解してくれる。

 

この関係が成立すれば、コミュニケーションは成立するのです。

 

まずは、コミュニケーションの本当の意味を理解してください。

 

 

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コミュニケーション能力の高い人低い人の違いとは何か?

コミュニケーションするには、当然相手がいます。

 

その相手を置き去りにして、ひとりよがりで言いたいことだけを話し、相手の言うことなど聞きもしない。ちゃんと話を聞いていれば出ない質問でも平気でしてくる。今それいいましたよね?って言ってしまいたくなります。

 

ずばり、こういうタイプの人が、コミュニケーション能力の低い人になります。

 

よくいますね、こういうタイプの人。あなたは大丈夫でしょうか?

 

明るく、いつも前向きで誰とでも、気軽に会話ができる人がコミュニケーション能力の高い人と思われがちですが、それはまやかしかもしれません。

 

相手がどう思っているかによって、その評価が変わるからです。

 

実は、ただうるさくて、周りからは煙たがられている人だとしたら、言いたいことしか言わず、自分たちの話をろくに聞かずに、ミスが多い。と、感じていたならば、この人は、決してコミュニケーション能力は高くないことが分かるとおもいます。

 

 

よくある話で、活気のある現場と騒音だらけの現場の違いが挙げられます。

 

活気のある現場とは、コミュニケーション能力の高い人たちが集まっている現場です。お互いがお互いを認め合い、助け合い、よりよくしていこうという共感できるつながりをもっている現場です。

 

この場合、とても建設的な意見が飛び交います。もっと効率をよくしていくにはどうすればいいんだろう?とか、ここのところは間違いやすいからどうすればそれを間違えないで済むのかを考えてみようとか、どんどん人としても成長していけるメンバーが集結しています。

 

きっと、プロジェクトも成功することでしょう。

 

一方、騒音だらけの現場は、活気のある現場の真逆です。

 

お互いがお互いを認めようとはしません。自分が一番だと思っている人たちが集まっている現場です。

この場合、批判的な意見が飛び交います。誰それが悪いとか、自分は悪くないとか、自分は忙しいのに、手伝ってやってるんだぞ、などと、雰囲気が悪い象徴です。

 

そして、こういう現場は、自分たちが騒音を出しているとは思っていません。むしろ、良くしようと思って言ってやっているんだぞ、とふんぞり返るくらいの勢いです。

 

そして、バカ高い声を出す人、奇妙な笑い声でずっと笑い続ける人、貧乏ゆすりをする人、やたらと、ため息や舌打ちをする人、居眠りをしている人、などなど、どう見ても、お互いのことなど眼中にないです。ただの騒音でしかありません。

 

このように、コミュニケーション能力と誰とでも会話ができる能力とは別次元のものだと分かるとおもいます。

 

コミュニケーション能力は、相手を敬うことができて成立する双方向の伝達手段です。相手のことを認めることから始まります。そして、きちんと相手の情報を受け止め理解することです。それが、できるようになることで、コミュニケーション能力が高くなっていくのです。

 

一方、誰とでも会話ができる能力とは、相手をどう思おうが関係なく、自分の言いたいことを言うだけです。ですから、単方向の伝達手段です。コミュニケーションの基本能力があり、誰とでも会話ができる能力があれば、誰からも愛される人だと言えるでしょう。

 

そういう人は、カリスマ的要素を持っているのかもしれません。

 

最後に、ビジネス研修などのセミナーに、コミュニケーション講座のようなものがあります。

 

第一印象をよくしましょう、挨拶は元気よくしましょう、口を大きく開けて声を大きくはっきりと会話しましょう。などと、やたらと、行動だけを教えるセミナーがあります。

 

これらは、はっきり言うと、受講するだけ無駄ですので、参加しないことをお勧めします。

 

これまでの記事をよく理解して頂ければ、このようなことが無意味だと分かっていただけると思います。

 

コミュニケーションには、相手を認め、受け入れる気持ちが大事です。このことは、人間社会において、心を豊かにすることにもつながるのです。

 

単にうるさいだけの人は現場では迷惑以外の何者でもありません。気をつけてください。

 

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カテゴリ:コミュニケーション 

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