管理人のあっきーと申します。
当ブログにお越し下さいまして、ありがとうございます。
私の経歴
私は、1988年に地方のコンピューター系の専門学校を卒業し、小さなシステム会社に就職しました。それから、はやいもので30年の月日が流れようとしています。
現在は、フリーランスとして、開発現場の最前線で今も現役のSEとして戦っています。
この30年で、コンピューターが遠いどこかの専門家しか分からなかったものから、個人があたりまえのように使うものに変革を遂げました。
私は、この流れの中を最前線で駆け抜けてきました。これからも駆け抜けていくことでしょう。
私は、これまでに、ハードウェアを制御する、いわゆる組み込み系を約10年間、データベース系のいわゆる業務系のシステム開発を約20年間行ってきました。
そこで得た技術は、言語は、アセンブラ、C言語、C++です。JavaやPHPも多少はありますが、ほとんどそれらの言語を使用したシステム開発は経験してきていません。
しかし、言語が何に変わろうとも、やったことのない言語であろうとも、普通にプログラミングできます。それは、本質を理解しているからです。
JavaやPHPなどの言語を最初に習ったプログラマーたちは、コンピューターのしくみをほとんど理解していないと思われます。理解していなくても作れてしまうからです。
別に理解する必要もないからです。そして、教えるひとたちも、理解していない人が教えています。
職業としてプログラマーを選択する人への警告
最近の傾向として、初心者を対象としたプログラミング講座を開講している塾やスクールが増えています。
それは、2020年から導入が計画されている、小学校でのプログラミングの義務化が影響していることは容易に想像が付きます。
この流れは、いずれ、コンピューターのしくみが分からないコンピューターエンジニアで埋め尽くされてしまうかもしれません。そして、作る喜びだけを経験させ、生み出す苦しみを教えない罪は、のちのち、システム開発の破綻へとつながります。
個人が趣味で、だれにも迷惑をかけずに黙々と楽しくプログラミングする範囲ならば、なにも文句はいいません。
しかし、職業としてプログラマーを目指す人には、プログラミングは、システムを作り上げる過程のほんの一瞬の作業であることを理解して欲しいのです。
例えば、スマートホンであるアプリをつくろうとしたとき、個人が趣味で作る範囲であれば、ずっとプログラミングしていてもらっても構いません。どんなものができようとも私たちには関係ありません。
しかし、不特定多数の一般ユーザに公開し、それを購入してもらうことで対価を得るものであるなら、そうは行きません。
構想から公開するまでに、このシステムでどういうことを実現しようとしているのか、どういう価値を提供できるのか、使う人はどんな人なのか、使う時間はいつなのか、何人くらい使うのか、などなどプログラミングする前に、考えることや決めて行くことが山ほどあります。この過程を「要件定義」といったりもします。
そして、決めたことをシステムでどのように実現していくかを決めていかなければいけません。それが「設計」です。ここまでの過程で、全体の6~7割くらいを占めます。
そして、いよいよプログラミングです。しかし、作って終わりではありません。作ったあとは、きちんと決められた通りに動作するのかをテストしなければいけないのです。これが「テスト」です。
このテストは、全体の3~4割くらいをかけます。
不思議に思いませんか?要件定義~設計で6~7割。テストで3~4割。プログラミングはどのくらい?と思いませんでしたか?はっきり言って、純粋にプログラミングするのは1割に満たないということです。
1割に満たないプログラミングに国や塾、スクールは力を入れようとしているのです。本当のプログラマを育てる気はないのですよ。
国や塾、スクールなどプログラミングを教えようとしている人たちは、単なるビジネスとしてしか捉えていません。このことは重要です。趣味として、教養として、プログラミングをやりたい人は、ぜひ、これらのスクールで学んでください。
しかし、職業としてプログラマーを目指す人や、今まさに現場の最前線で戦っている人には、きちんとこのことを理解していただきたい。
このブログで伝える内容
システム開発の現場で起こる様々な問題や困ったことは、全て人に起因しています。
当たり前の話です。システムを作っているのが人である以上、人が原因です。
コンピューターもそもそも人が作ったものです。このことをよくよく覚えておいてください。
この問題や困ったことを30年の経験から得た知恵として、その解決するための考え方を教えていきます。
具体的な対処法ではなく、考え方です。
問題に潜む、人の本音を知ることで、解決の方法が見えてきます。システム開発に携わる人それぞれにプライドがあります。譲れないものがあります。
それらを知ることで、問題が起こるべくして起こります。
それらは、全て、行動ではなく、考え方から見えてくるのです。
ですから、考え方をお伝えするのです。
<管理人からのお知らせ>
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私は、そうした起業家の方やこれから起業しようと思っている人を対象に、ネット集客の仕組みづくりのサポートをしています。
なかなかクライアント(お客様)を獲得できず稼げない起業家のためのネット集客コンサルタントとして活動しています。
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