システムエンジニアとプログラマーの違いや資質とは?

目安時間:約 9分

よくシステムエンジニア(SE)とプログラマーの仕事内容を聞かれることがあります。

 

あなたはどうお考えですか?

 

はっきりと明確に説明出来る人は少ないのではないでしょうか?

 

私は、この二つの職種を明確に分けて説明することができません。なぜなら、その仕事の境界線があまりにも曖昧で、かつ、経験年数や年齢にも依存している場合も多いからです。

 

説明できないというより、分ける意味がないと思うのです。分けることにより、技術者が成長しないということにもつながっている気がしてならないのです。

 

また、システムエンジニア(SE)やプログラマーに向いている人、向いていない人はどういう人ですか?という問いも同じく、明確に説明することができません。

 

これは、その人の置かれている環境や考え方に大きく左右されることだからです。

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システムエンジニアとプログラマーの違いとは?

まず、このシステムエンジニア(SE)とプログラマーの一般的な違いについて見ていきましょう。

 

一般的には、システムエンジニア(SE)の仕事は、ユーザーとの交渉や仕様決め、設計、プログラマーの教育、スケジュール管理などと言われています。

 

そして、プログラマーは、システムエンジニア(SE)が設計した設計書をもとに、プログラミングをしていくと言われています。

 

あなたはどちらですか?

 

ここで、よく考えていただきたいです。

 

設計をする人がシステムエンジニア(SE)ですか?

プログラムを作る人がプログラマー(PG)ですか?

 

では、普段は設計をしているAさんが、人手が足りないので、自身もプログラムを作りました。

 

普段はプログラミングをしているBさんは、設計のお手伝いをさせてもらえるようになり、一部ですが、設計も任されるようになりました。

 

Aさんは、システムエンジニア(SE)ですか?それとも、プログラマー(PG)ですか?

 

Bさんは、プログラマー(PG)ですか?それとも、システムエンジニア(SE)ですか?

 

非常に、曖昧だと思いませんか?

 

仕事内容で分けた場合、非常にその境界線が分かりづらくなります。

 

また、40歳のCさんは、就職してから約20年間ずっと、プログラミングしかやったことがありません。しかし、40歳という年齢と経験年数から、対外的には、システムエンジニア(SE)として紹介されます。

名刺の肩書きもシステムエンジニア(SE)と書かれています。

 

さすがに、40歳でプログラマーと呼ぶには申し訳ないので、システムエンジニア(SE)としたりします。

 

ここまで来ると、分ける意味があるのか?と思いませんか?

ソフトウェア業界特有の問題です。

 

感覚的には、入社1年目から3年目くらいをプログラマー、3年目以降をシステムエンジニアと読んでいるだけのような気がします。

 

課長補佐とか課長心得とか意味のない役職と同じ部類としか思えません。

 

本質を学ぶなら、このようなシステムエンジニアとかプログラマーとかの肩書きは気にせず、ユーザーの問題解決に頭を使うように心がけてください。

 

おそらく、そういう思考を持っている人が本当のシステムエンジニア(SE)だと私は思います。

 

プログラマーと呼ばれる人達は、好き勝手にプログラムを作り自慢し合っているイメージが強いです。ユーザー視点に立っている人が少ないような気がします。

 

当然、ユーザー視点に立っている人たちも多くいるのですが、一部のハッカーなどの悪意ある連中のせいでイメージが悪くなっていることも否めません。この人たちは、人に迷惑をかけて楽しんでいる最悪な人たちです。

 

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システムエンジニアとプログラマーの資質とは?

次は、向いている人、向いていない人についてです。

 

あなたはどちらですか?

 

はっきり言います。

 

こういう質問をする人こそ、「向いていません」。

 

 

それ以外の人は、向いています。安心してください。

 

その理由は、こうです。

 

自分が向いているのかどうかが気になって仕方がないという人です。

または、なにごとも継続できず、すぐ諦め、次々と仕事を変えていく人です。

 

申し訳ないですが、その考え方を改めない限り、どの仕事にも向いていません。

なにも、システムエンジニアやプログラマーじゃなくても、他の業種においても向いていません。

 

それを、もっともらしく、雑誌やネットの記事では、向いている人はこうだとかああだとかを述べています。

 

それに該当しない人は、興味を持っても、目指しちゃいけないのか?って思ってしまいます。

 

興味をもち、目指したいと思えば、なんでも向いていると思います。

 

逆に、そういう批評をしている人たちは、自分たちのことを棚に上げて評論家気取りです。

 

たとえば、ある会社の面接官に「どういう人が御社には向いていますか?」という質問をして返ってくる答えは、「コミュニケーション能力が高い人、勉強を常にしている人、清潔感のある人・・・」などです。

 

決まって、このような答えが多いです。

 

でも、その面接官や、そういう答えを出す人物、そのような人物なのか?と疑問が湧いてくるのです。自分は偉いんだぞとふんぞり返っている人に多いです。

 

就活で忙しい大学生など、本当に気の毒に思えてきます。

 

人間的に大した人物でなくても、会社の重要ポストに居座っている人が多いです。そして、やっかいなことに、この人たちには逆らえないしくみになっていたりします。この状況でコミュニケーション能力の高い人物など必要なのでしょうか?もっと、まともな会社はいくらでもありますよ。

 

もし、その会社を再生させたいという気概のある人なら、その会社に入社し、改革をしていくと良いかもしれません。

 

話がそれた気がしますが、要するに、興味を持った瞬間、その時点で「向いている」ことになるのです。

 

このことをしっかり覚えておいてください。

 

興味を持ったのなら、ぜひ、プログラマーやSEを目指してください。

熱意があれば、きっと、なれますよ。

もちろん、かなりの努力が必要です。

 

それが覚悟できるのなら、

あなたは、向いています。

 

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