今回は、Xampp(ざんぷ)を自宅のパソコンにインストールする方法です。
Xamppは、WordPressを動作させるための環境を提供します。
自宅のパソコンにXamppをインストールすることで、レンタルサーバーを借りなくても、手軽に無料でWordPressの勉強ができるようになります。
Xamppについては、こちらもご覧ください。ここでは、Xamppのインストールについてご紹介します。
目次
Xamppのインストール手順
では、早速、インストール手順を解説しながら、実際に構築していきます。
ここでは、Windows版をインストールしていきます。
Xamppのダウンロード
Xamppの公式サイトにアクセスすると、以下の図が表示されます。
※2016年5月13日に最新版「v5.6.21」がリリースされてます。「v7.0.6」も同日にリリースされていますが、公式サイトのダウンロードバージョンは「v5.6.21」になっていて、こちらが推奨版と思いますので、これをダウンロードします。
※上記バージョンは、2016年5月時点ですので、時期により変わります。
画面下の「Windows向けXAMPP」をクリックし、ダウンロードします。
クリックしたら、以下の図に切り替わりダウンロードが始まります。
Xamppのインストール
ダウンロードフォルダにインストーラが保存されたら、ダブルクリックをして、インストールを開始します。
変更許可を求める画面が表示されますので、「はい」をクリックします。
インストールを続けるかを問われますので、「Yes」をクリックします。
続いて、通常のプログラム格納フォルダへはインストールしないようにという警告が案内されます。特に気にする必要はありません。「OK」をクリックします。
いよいよ、インストールが開始されます。「Next>」をクリックします。
次に、WordPressを使える設定にするために、以下の4つだけにチェックをし「Next>」をクリックします。他も興味があれば、別途インストールすることができます。
Xampp一式を格納するフォルダを指定します。デフォルトのまま、「C:\Xampp」で問題ありませんので、そのまま表示されているまま、「Next>」をクリックします。
次に、Bitnamiについて、勉強しますというチェックを外して、「Next>」をクリックします。
ここまで来れば、あとはインストール開始です。「Next>」をクリックします。
インストールが始まると、以下の画面になります。終了するまで少し待ちましょう。
インストールが完了すると、以下の画面になります。チェックをつけたまま、「Finish」をクリックします。これで、インストールは完了です。
続いて、Xamppのコントロールパネルが表示されますので、ここで、Webサーバー、データベースサーバーの起動を行います。
Englishを選択し、「Save」をクリックします。日本語版はまだないのですね。
Xamppのコントロールパネルが表示されます。
Webサーバーの設定
Apacheの起動
Webサーバーである「Apache」と、データベースサーバーである「MySQL」のみ、ボタンが有効化されています。WordPressは、この二つのサーバーがあればOKです。
ApacheのActionsの「Start」をクリックして、Webサーバーを起動させます。
このように、「Start」ボタンが、「Stop」ボタンに変更され、Apacheが「running」と表示されれば、OKです。
Apacheの停止
Apacheが起動した状態だと、Actions欄は「Stop」の状態になっています。
この「Stop」をクリックすることで、Apacheが停止されます。
Apacheの管理画面
「Admin」をクリックすると、Apacheの管理画面が表示されます。
しかし、英語で表示されているため、以下のように直接URLを修正して日本語を表示させましょう。
すると、こんな感じで日本語表示されました。
データベースサーバーの設定
MySQLの起動
今度は、データベースサーバーである「MySQL」を起動させます。MySQLの「Start」をクリックします。
Apacheと同様の結果になればOKです。
MySQLの停止
Apache同様に「Stop」をクリックすることで、MySQLが停止されます。
MySQLの管理画面(phpMyAdmin)
MySQLの「Admin」をクリックします。
しかし、最初は、以下のようにエラーになるはずです。
初回は、rootユーザという管理ユーザのパスワードが設定されていないため、認証でエラーになっているためです。ですので、rootユーザのパスワードを設定する必要があります。
rootパスワードの設定
コマンドプロンプトからコマンドを実行し、パスワードを設定します。
コマンド:「mysqladmin -u root password -p」
エラーが出る場合は、Xamppをインストールしたフォルダを指定してみてください。
例:「c:\Xampp\mysql\bin\mysqladmin -u root password -p」
上記は、「Enter password:」という入力欄が表示されていますが、初回は出ません。一度設定するとこれが出ます。
ちなみに、意味は、
- Enter password:旧パスワード ← 初回は出ません
- New password:新パスワード
- Confirm new password:新パスワードの確認
となりますので、パスワードを設定してください。
ログイン画面の指定
次に、もう一箇所修正が必要です。
phpMyAdminフォルダにある「config.inc.php」をメモ帳(例では、サクラエディタを使用しています)とかで編集します。
場所は、Xamppを格納したフォルダの配下にあります。(例:C:\xampp\phpMyAdmin)
上記のように、19行目の「config」というところを「cookie」に変更します。
これは、Adminボタンを押した時に、ログイン画面を表示させるようにする指定です。
21行目のパスワード指定に、rootユーザのパスワードを書けば、ログイン画面が表示されず、直接データベース管理画面が表示されますが、あまりお勧めできません。ファイルにrootのパスワードが書かれているためセキュリティ的に問題だからです。自分のパソコンとはいえ、あまりセキュリティを緩くしないようにしたほうがいいと思います。
では、改めて、「Admin」をクリックします。
そうすると、以下のログイン画面が表示されますので、rootユーザのパスワードを入力して「実行」をクリックします。
そうすると、phpMyAdminというデータベースの管理画面が表示されます。
WordPress用のデータベース作成
WordPress用にデータベースを作成します。
phpMyAdminの「データベース」タブをクリックします。
次に、データベース名と照合順序を入力して、「作成」をクリックします。
データベース名はお好きな名前、照合順序は「utf8_general_ci」を指定してください。
これで、Xamppのインストールおよびサーバーの設定が完了です。やっと、WordPressが動作する環境ができました。
WordPressのインストールはこちらをご覧下さい。
お疲れ様でした。
まとめ
今回は、Xamppのインストール方法について解説しました。
私もまだまだやり始めなので、他のサイトも参考にしながらインストールを行いました。さらに理解を深めるためにも自分でまとめてみました。
一度、Xampp環境を自分のパソコンに構築してしまえば、今後WordPressをはじめとしたアプリケーションを自由にインストールして、勉強することができます。
みなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
Xamppは絶対オススメですよ!!
では、また。