台湾で8月30日からU-18(18歳以下)アジア選手権が始まります。
それに先駆けて、高校日本代表対大学日本代表の壮行試合が8月27日(土)に千葉・QVCマリンフィールドで行われました。
その試合結果から、高校日本代表のレベルの高さが証明されました。その中でも、夏の甲子園で優勝した作新学院のエース「今井達也」投手が群を抜いていました。
ここでは、その試合結果と、高校日本代表と大学日本代表の投手陣の成績結果をご紹介していきます。
試合結果・速報
8月27日(土)18:00から、試合が行われ、結果は以下な感じでした。
<スコア>
高校日本代表 0 ー 5 大学日本代表
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
大学日本代表 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 | 0 |
高校日本代表 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 |
初回に、高校日本代表が一挙5点を失い、試合が決定づけられてしまいました。
2回以降は、無失点に抑えることができましたが、結局、打線が大学日本代表を打ち崩すことができず、無得点で敗退でした。
投手陣の成績
ここで、注目なのが、初回こそ5失点をしてしまいましたが、以降は、大学日本代表相手に無失点に抑える好投を見せました。
<高校日本代表の投手陣の成績>
投回 | 球数 | 打者 | 打数 | 安打 | 本打 | 三振 | 四球 | 死球 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責 | |
早川(木更津総合) | 2 | 55 | 12 | 11 | 6 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 |
藤平(横浜) | 1 | 11 | 3 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
寺島(履正社) | 1 | 23 | 5 | 5 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
島 | 1 | 18 | 4 | 4 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
高橋(花咲徳栄) | 1 | 12 | 4 | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
堀(広島新庄) | 1 | 19 | 4 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
今井(作新学院) | 2 | 36 | 7 | 7 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 9 | 174 | 39 | 36 | 10 | 0 | 10 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 |
<大学日本代表の投手陣の成績>
投回 | 球数 | 打者 | 打数 | 安打 | 本打 | 三振 | 四球 | 死球 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責 | |
柳 | 2 | 31 | 9 | 8 | 2 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
濱口 | 1 | 11 | 3 | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
吉川峻 | 1 | 12 | 3 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
齊藤 | 1 | 19 | 3 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
伊藤 | 1 | 14 | 3 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
佐々木 | 2 | 26 | 7 | 7 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
田村 | 1 | 16 | 3 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 9 | 129 | 31 | 29 | 3 | 0 | 18 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
初回、木更津総合の「早川」投手が、大学日本代表につかまり、一挙5点を失います。しかし、続く2回は、無失点に抑え、二番手の横浜「藤平」投手へとつなぎます。高校日本代表、各投手の登板順は以下の感じです。
木更津総合・早川(1・2回)
↓
横浜・藤平(3回)
↓
履正社・寺島(4回)
↓
東海大市原望洋・島(5回)
↓
花咲徳栄・高橋(6回)
↓
広島新庄・堀(7回)
↓
作新学院・今井(8・9回)
そして、2回以降、各投手が無失点に抑える好投をみせました。そして、特筆すべきが、やはり、作新学院の「今井達也」投手です。
大学日本代表相手に5奪三振です。大学日本代表では、桜美林大の佐々木投手が同じ5奪三振です。
MAX151キロの速球で、今秋のドラフト1位候補と言われる日本大の京田選手からも三振を奪い、京田選手からは、「タマのキレが抜群で、配球をしっかり考え、威力がある。大学生でもなかなかいない。優勝しただけのことはある。」と言わしめました。
やっぱり、作新学院「今井達也」投手は、すごかった。
大学日本代表を相手に、好投を見せたのは、これからのアジア選手権での安心材料にはなりましたが、先発のローテーションと、打線に不安が残りましたね。
しかし、その中でも、甲子園には出場していませんが、静岡の「鈴木」選手が攻守に活躍して注目を集めています。練習試合からは、3番を任せられています。
初回に、2塁打を放つなど、壮行試合では、高校日本代表が3安打に終わった打線のうち、1安打を見事に決めています。
打線がつながれば、期待は持てますね。
まとめ
来年開催される、ワールドカップの出場権は、アジア選手権で3位以上が必須になります。
もちろん、高校日本代表の目標は、「優勝」のみだと思います。
昨年の2015年は、惜しくもアメリカに破れ、準優勝でしたが、今年はぜひ優勝して欲しいですね。
そのためにも、まずは、アジアでしっかり優勝できる体制を再度確認してもらい、万全な体制でのぞんでほしいですね。
戦力的には、十分優勝を狙えると思います。
30日からの激闘に期待しています。