2016年夏の甲子園。岩手は「盛岡大付属高校」が代表校として出場しました。
盛岡大付属は、2年ぶり9回目の夏の甲子園でした。甲子園では前回出場した時と同じ16強入りを果たしました。
ここでは、盛岡大付属の2016年夏の甲子園を振り返り、大会結果とチームの成績、メンバー(出身中学含み)別の成績をご紹介していきたいと思います。
盛岡大付属2016夏の甲子園での成績
2年ぶり9回目の夏の甲子園出場でした。
結果は、3回戦で敗退しましたが、2014年に出場した時と同じ16強入りでした。
対戦結果は、このようになりました。
- 1回戦 : 8- 6 九州国際大付属(福岡)
- 2回戦 :11- 8 創志学園 (岡山)
- 3回戦 : 9-11 鳴門 (徳島)
では、振り返ってみましょう。
1回戦
1回戦が盛岡大付属にとっては初戦でした。対戦したのは福岡代表の「九州国際大付属」。初戦から、苦しい戦いでした。盛岡大付属が点をとっては、そのあと九州国際大付属がすぐ点を取り返すという流れが8回まで続き、6-6の同点で9回を迎えます。勝負は9回。盛岡大付属の菅原選手がソロ本塁打を放ち勝ち越しに成功。そして、伊藤選手の適時打で追加の2点目を挙げます。投げても、継投した三浦投手が粘り強く、九州国際大付属を抑え、初戦突破です。
その成績はこのようになっています。
■対戦スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
盛岡大付 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 8 |
九州国際大付 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 6 |
■チーム戦績
打数 | 安打 | 打点 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 三振 | 四死球 | 犠打 | 盗塁 | 残塁 | 失策 |
41 | 14 | 8 | 0 | 0 | 2 | 7 | 2 | 0 | 3 | 8 | 1 |
本塁打:小原 大河(4回)、菅原 優輝(9回)
■メンバー打撃成績(メンバー名と出身中学含む)
■投手成績
投球回数 | 打者数 | 被安打 | 奪三振数 | 与四死球数 | 失点 | 自責点 | |
坪田 | 3回 | 17 | 7 | 3 | 2 | 4 | 4 |
三浦 | 6回 | 28 | 5 | 6 | 4 | 2 | 2 |
2回戦
2回戦で対戦したのは、プロ注目の154キロの速球を誇る、エース高田投手を擁する岡山代表の「創志学園」です。創志学園は春のセンバツに続いての出場で、夏の甲子園は初出場のチームでした。この試合も苦戦を強いられます。序盤、創志学園に一気に差をつけられ、3回までで0-4でペースは創志学園でした。しかし、盛岡大付属も4回から反撃を見せます。まず、植田選手のソロ本塁打で1点を返し、比嘉選手の適時打などで一挙4点を挙げ、同点に持ち込みます。
続く5回にもさらに4点を追加し、8-4と逆転に成功。一気に形勢は盛岡大付属に傾き始めました。しかし、創志学園も追い上げを見せ6回に3点を返しますが、続く6回裏には、塩谷選手の2点本塁打などで3点を挙げ、試合を決定づけました。
その成績はこのようになっています。
■対戦スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
創志学園 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 8 |
盛岡大付 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 3 | 0 | 0 | X | 11 |
■チーム戦績
打数 | 安打 | 打点 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 三振 | 四死球 | 犠打 | 盗塁 | 残塁 | 失策 |
35 | 14 | 11 | 1 | 0 | 2 | 8 | 6 | 0 | 3 | 6 | 3 |
本塁打:植田 拓(4回)、塩谷 洋樹(6回)
■メンバー打撃成績(メンバー名と出身中学含む)
■投手戦績
投球回数 | 打者数 | 被安打 | 奪三振数 | 与四死球数 | 失点 | 自責点 | |
斎藤 | 3回 | 16 | 3 | 2 | 2 | 4 | 3 |
三浦 | 5回2/3 | 28 | 9 | 3 | 1 | 4 | 1 |
井上涼 | -回1/3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3回戦
3回戦で対戦したのは、徳島代表の「鳴門」でした。この試合に負けて、惜しくも8強入りを逃しました。
初回、盛岡大付属が先制しましたが、4回に鳴門打線が爆発し、一挙5点を奪われます。しかし、盛岡大付属も猛攻を見せ、続く5回に4点を返し、5-5の同点としました。その後、鳴門打線が再び襲いかかり、7回、8回で6点も挙げられてしまいます。5-11と大きく引き離された形となってしまいましたが、最終回、9回裏に、塩谷選手の大会2号3点本塁打などで4点を返す反撃を見せましたが、あとわずかで力尽きてしまいました。初の8強入りはまた持ち越しとなってしまいました。
その戦績はこのようになっています。
■対戦スコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
鳴門 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 11 |
盛岡大付 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 |
本塁打:塩谷 洋樹(9回)
■チーム戦績
打数 | 安打 | 打点 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 三振 | 四死球 | 犠打 | 盗塁 | 残塁 | 失策 |
36 | 13 | 9 | 3 | 0 | 1 | 7 | 8 | 2 | 1 | 10 | 1 |
■メンバー打撃成績(メンバー名と出身中学含む)
■投手戦績
投球回数 | 打者数 | 被安打 | 奪三振数 | 与四死球数 | 失点 | 自責点 | |
井上涼 | 3回1/3 | 19 | 4 | 1 | 5 | 5 | 5 |
三浦 | 4回2/3 | 24 | 7 | 5 | 4 | 6 | 6 |
坪田 | 1回 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
まとめ
盛岡大付属は、初戦から苦しい戦いが続きました。
絶対的なエースが不在の中、井上涼、坪田、三浦の3投手の継投という戦術で戦ってきました。中でも、2年生の三浦投手は全ての試合に登板し、盛岡大付属のこれからのエースを確固たるものにしました。
打線においても、常にピンチの局面という場面を想定して必死に追いつき追い越す練習を徹底してきたそうです。それが功を奏し、九州国際大付属戦、創志学園戦ではいかんなく発揮されました。
8強という壁は超えられませんでしたが、2年生の植田選手、比嘉選手、そして三浦投手の活躍は来年に繋がるいい経験だったのではないでしょうか。これからの盛岡大付属の成長が期待できる2016夏の甲子園でした。
また、盛岡大付属の活躍を楽しみにしています。
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