ポケモンgoで全国初の死亡事故に思う。「ながら」スマホがなくならない本当の理由

徳島市の県道で8月23日よる、道路を横断していた女性二人をはねて、一人が死亡、一人が重傷を負った事故がありました。

運転していた男性は逮捕され、「『ポケモンgo』をしていて、前をよく見てなかった。」と供述したそうです。

警察庁の調べでは、ポケモンgoをしながら起こした死亡事故は、全国で初めてになるとのことです。

この報道を見て、非常に怒りがこみ上げて来ました

あれだけ、ポケモンgoを歩きながらしないようにとか、運転中はしないようにとか、立ち入り禁止区域に入らないようにとか、ダウンロードが開始される前から、海外の事件・事故の事例なども出され、散々注意喚起されてきたはずなのです。

それでも、起きてしまったのです。

死亡されたご遺族の方や重傷を負ったご本人やご家族の方にとって、決して許せないことだと思います。

この死亡事故から、思うことは、いくら注意喚起したところで、ながらスマホはなくならないのだと。

死亡事故が起きたことで、減少していけば良いのですが、おそらく、今のままでは、なくならないのではないかと懸念しています。

その理由と、どうしたら、なくすことができるのか、あるいは減少させることができるのかを考察してみました。

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「ながら」スマホが無くならない理由

普段は、「ながら」スマホはよくないとテレビやラジオ、あるいは家族や学校で会社でいたるところで、聞かされていると思います。

その危険性は、重々承知しているはずです。

でも、やってしまうんです。歩きながら、自転車を運転しながら、車を運転しながら・・・。

今や、スマホは生活の中でかかせないアイテムになりました。

スマホを家に忘れて来たなんてことになったら、さあ、大変です。

学校や会社を遅刻しようが、休もうが、関係なく、スマホを取りに行く人が圧倒的に増えてきているように思います。

それは、スマホが周りと結びつく唯一の手段になっている場合が多いからだと思います。

SNSやLINEなどで、すぐ返事をしないといじめの対象になるなんてこともよく聞きます。

だからこそ、スマホがないと生きた心地がしないのかもしれません。

また、何かに夢中にさせる能力に長けているのもスマホの特徴ですね。

スマホゲームやYoutubeなどをはじめとした動画配信、音楽配信、電子漫画や小説、ニュース記事などなど、とにかく自分の世界に浸れる環境がスマホには備わっています。厳密には、スマホにというよりは、インターネットを利用したそういうサービスをスマホで使用することができるということです。

スマホをいじっていないと落ち着かないという人もいます。

電車に乗ってても、エレベーターに乗っていても、学校や仕事中でも、とにかく、下を見ながらスマホをいじっている人が本当に多くなってきています。

通勤電車の車両内の人がほとんど、下を向いてスマホをいじっている姿は、時に気持ち悪くなることもあります。

はっきり言うと、スマホを見ていると、際限なく、次から次へと、自分の好きなことができるのです。

だから、夢中になってしまう、時間が経つのも忘れてのめりこんでしまう、ということが起きやすいのだと思います。

そして、とんでもない、行動に出てしまうのです。

ここで、ゲームをやめるわけにいかないけど、時間だから、やめなきゃいけないけど・・・

まあ、ちょっとだけだから、歩きながら、やっちゃえ!というような行動です。

でも、ちょっとだけは、ちょっとだけでは済まないことが往々にしてあります。

あとちょっとだから、もうちょっとだからとそのちょっとのところの時間がどんどん伸びていくのです。その状態は、のめり込みすぎている状態が多いですよね。非常に危険な状態になっていきます。

道を歩いていて、こういう人がぶつかってきそうになることもしばしばあります。

私も、前を気をつけつつ、ついスマホをいじりながら歩くこともあります。

ながらスマホはよくない、危ないとわかっていても、ついしてしまうんです。

誰だって、一度や二度はあるのではないでしょうか?

そのとき、こう思ってませんか?自分は大丈夫だって!

そして、自分がしている行動は、ちょっとだから、「ながら」スマホじゃないと、勝手に思っていませんか?

恥ずかしながら、私はそう思っています。

だから、ながらスマホはなくならないのだと思うのです。

人間は、自分勝手な生き物ですから。何故か、自分は関係ない、大丈夫って思ってしまいます。

そこに、大きな落とし穴があるように思えます。

では、どうすれば、なくせるのでしょうか?あるいは、減らすことができるのでしょうか?

そのことを考察してみたいと思います。

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「ながらスマホ」はどうすれば無くなるのか?

ながらスマホが無くならない理由として、人間の自分勝手な思い込みで自分は大丈夫だと思ってしまうところにあると、私は考えています。

では、どうすれば、なくすことができるのでしょうか?あるいは減らすことができるのでしょうか?

普通に考えれば、いくら歩きながらスマホをいじるのをやめなさいと言われても、やってしまいます。

ちょっとだから大丈夫だからと根拠のないことで自分を正当化します。

ですので、ながらスマホをできない仕組みを物理的に作るしかないのではないかと思うのです。

それは、歩きながら、運転しながら、つまり、スマホを持っている人が動いている状態を感知して、自動的にスマホをロックする機能を搭載したアプリを開発し、それを全てのスマホにインストールするとか、車の運転席とスマホを連動させて、運転者のスマホの電源が入っている状態ではエンジンがかからないような機能を搭載するとか、コンピュータの力などで強制的にいじれない仕組みを作るのが一番かなと思います。

また、法律を強化することも考えられます。罰則を厳しくしたりすることも有効かと思います。しかし、それでもしてしまう人はしてしまうと思うので、強制的にいじれないようにするのがより効果的かなと思います。それプラス、法律を強化すれば、より効果的ではないでしょうか?

色々と考えてみましたが、自分の意志で「ながら」スマホをしないように気をつけられるのが一番いいのです。しかし、それが難しいのです。ならば、強制的にできないような仕組みを作ったほうがよいのではないかという考えです。

自分だけは大丈夫は、本当は通用しないのです

悲惨な事故や事件がない世の中になってほしいと願うばかりです。

ひとりひとりの責任で、しっかり「ながら」スマホをしないように意識を高めることが何より重要なのです。事故を起こしてしまった場合、当人は加害者です。ちょっとの油断で悲惨な大事故になってしまうのです。自分は大丈夫と思わず、自分だからこそ、危ないと思える意識をもつようにできるよう努めて行きましょう。それが、何より、今すぐ取り組むことのできる最善のことだと思います。

まとめ

ポケモンgoが取り上げられていますが、実は、ながらスマホの危険性がより、クローズアップされた事故だと思います。

たまたま、ポケモンgoだったということだと思いますが、ながらスマホを助長しているアプリであることは言えると思います。

ポケモンをGETするため、移動しなければGETできないわけですから。電車に座っているときにGETできるポケモンもいるそうですが、それだけでは物足りなくなるはずです。

ですから、おのずと、ながらスマホになってしまいがちになると思います。

アプリを作る側も、警告メッセージを表示したり、運転中でないことを確認するボタンを押して解除しないと使えないようにする機能を付加したようですが、さらに運転中は使用不可にするような機能もつけてほしいなと思います。

ながらスマホをしてしまう側とアプリを提供する側、それぞれが「ながら」スマホの危険性を再認識して、悲惨な事故を起こさないように、より安全に使用できる仕組み作りにとり組んでいかなければならないと思います。

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