効果的な勉強法とは何か?IT技術者が行うべきこととは?

目安時間:約 9分

みなさんは、どのように勉強していますでしょうか?

 

プログラムの勉強や設計の勉強、データベースやOS、ネットワーク、サーバー構築、コミュニケーション技法や心理学など、SEやプログラマーなどのIT技術者は勉強することが山ほどあります。

 

プロジェクトマネージャーやテクニカル技術者を目指している方は、さらに専門的な技術を勉強する必要があります。

 

そこで、これらを自分のスキルとして身につけるにあたり、効果的に勉強しているでしょうか?

 

ここでは、効果的に学ぶという考え方を学んでください。

 

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勉強するとは何か?

学生の頃、一夜漬けをして、テスト勉強をしたという人も多いと思います。

 

ここぞというときに、集中して一気に暗記したり、できる限り知識を詰め込んだりしたと思います。私も学生の頃、よくしていました。

 

しかし、そのとき勉強したことは、今日まで覚えてますでしょうか?

 

私は、少しも覚えてません。

 

なんとも、無駄な時間を費やしてしまったなと、今は後悔すらしています。あの時、しっかり身につくように勉強しておけば、もっともっと知識が増えていただろうにと。応用力も付いただろうにと。

 

このように、日本の義務教育では、知識を一瞬だけ詰め込んでしのぐ勉強法がまかり通るのです。

 

要領のいい人は、それだけでかなりの高得点を上げ、常に成績上位に君臨したりします。

 

しかし、悲しいかな、高校や大学と進むにつれ、そうした付け焼刃のような勉強法では凌げなくなってきます。

 

一瞬だけ成績がよくても、それが後々の肥やしに結びつかなければ、土台にならなければ意味のないことなのです。

 

それに気づくのは、社会人になってからでしょう。

 

あのとき、もっと勉強しておけばよかったと。

 

なぜ後悔するのか?

 

それは、社会人になると自分がいかに無知かということを思い知らされるからです。

 

私が特に感じるのは、国語です。

 

論理的な文章を構築する方法や、要点をまとめる方法などは、国語でしっかりやっておけば身に付いたはずだからです。

 

だいたいのIT技術者は、私を含めてですが、人に分かりやすく伝える文章や図、表などがなかなか書けなくて苦労しているのではないでしょうか?

 

設計レビューなどでも、表現があいまいとか、わかりづらいといったような指摘を受けたことがある人はほとんどではないでしょうか?

 

こうしたスキルは、国語をしっかり勉強しておけば、いくらかはましだったかもしれません。

 

また、数学や物理などの証明などもそうです。

 

証明問題では、なぜそのようになったのかを筋道を立てて、根拠を導き出していくものです。

 

このスキルは、問題解決スキルに直結します。また、アルゴリズムなどの設計にも直結します。

 

プログラマーやSEにとっては、必須のスキルではないでしょうか?

 

あのとき、きちんと勉強しておけば、きっと今よりはましだったかもしれません。

 

このように、勉強をするということは、自分の身になる、いわゆる「スキル」を身に付けることにほかなりません。

 

そのことに学生のうちから気づいている人は、きっと、社会人としても優秀な人材になることでしょう。

 

では、そうではなく、社会人になってから気づいた人はどうすればスキルを身に付けるための勉強ができるようになるのでしょうか?

 

それが、効果的に勉強するということなのです。だらだらと時間をかけて身につかない勉強をしても意味がないことを理解してください。時間の無駄ですので。

 

では、どうすれば、身につく勉強ができるようになるのでしょうか?

 

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効果的な勉強方法とは何か?

英会話を覚えたくて、英会話スクールに通ったり、聴くだけのCDを購入したりすることがあると思います。

 

あるいは、本場のアメリカに留学して、現地の人達と一緒に過ごすことで、自然と身につけられることもあるでしょう。

 

勉強をする方法は様々です。

 

ですが、効果的な勉強方法は、1つしかありません。

 

実践」するということです。

 

スキルを向上させるために必要な3つのステップとは何かを理解する!

 

拍子抜けしましたか?

 

ですが、これしかないのです。

 

正確には、覚えたことを即実践し、その結果を振り返り、修正し、また実践するということを行うのです。

 

つまりは、「体験」することです。

 

本だけ読んで知識を得ても、効果的ではありません。

 

なぜなら、すぐ忘れてしまうからです。

 

体で覚えたことはなかなか忘れません。

 

だから、実践するのです。

 

先の英会話の勉強の例では、英会話スクールで、講師や同じ生徒たちと会話することで実践しています。また、海外留学し、現地のひとたちと会話することで実践しています。これらは、とても身につくことではないでしょうか?

 

実践しながら、できないところや間違っているところも分かります。振り返りでそれらを修正し、再度実践し、徐々に自分のスキルになっていきます。

 

これらは、プログラムを覚えることでも全く同様のことが言えます。

 

言語を覚える、データベース設計を覚えるなど、全ては実際に実践できる環境をつくり、実践するのみです。

 

商用のデータベースであるOracleなどは、ライセンス料とかかかるため、個人で購入するのは難しいかもしれませんが、トライアル版などでも十分実践できます。

 

また、サーバー構築の勉強などは、実際にパソコンを潰す覚悟でLinuxなどをガンガン使い倒し覚えていきましょう。

 

私も、安いあまりスペックのよくないパソコンを1台、Linuxの勉強用に使っていました。

 

RedHatやTurboLinux、MiracleLinuxなどでサーバーを構築し、そこにトライアルのOracleをインストールし、ネットワークもインターネット接続できるように構築したりしていました。

 

WindowsとLinuxを共有させるLiloも導入し、共存できるように構築したこともあります。

 

これらをしていくことで、色々なことが身に付きます。ハードディスクのしくみだったり、パーティションの考え方だったり、普段開発の現場では、見ることのない環境を自分で作りながら確認できることは、非常に役立ちます。

 

文章の書き方や表のまとめ方など、もっと書けるようになりたいと思っていたら、どうすれば分かりやすく書けるのかを研究しながら実際に書くのです。

 

書いて書いて書きまくるのです。

 

そのネタは、ネットで探せばいくらでも出てきます。その手の本も多数販売されています。

 

とにかく、読むだけで終わらせず、覚えたら、読んだら、実践する。

 

そうしなければ、身につかないことを覚えておいてください。

 

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カテゴリ:スキル 

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私が、30年のシステム開発経験で培ってきた困ったときの乗り越え方を教えます。

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